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『V字回復の経営』読んだ。

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)

↑これを読んだ。

実在する会社の赤字を、二年で黒字にする経営改革の話。
実際にあった内容なので、説得力を感じた。

結論から言えば、"組織がたるんでた" というオチに大いに納得した。
事業のデットラインを明確に決めて、それを死守するために断固として、計画を進め実行し、成功する話。
自分自身も働いていて、自身のたるみを感じることが、たまにある。それが集団に深く蔓延すれば、そこから回復するには大きなエネルギーがいる。
たるんだ雰囲気の中でも、厳しさをもって改革に挑める能力は、それこそ持ってい生まれた才能ある人、まさに改革者に相応しい人が必要なのだろう。

日本とアメリカの経営手法の違い

米国式の経営手法と、日本の長期雇用の手法を比る部分は面白かった。 日本人の強みをいかすには、どうしたらいいのかヒントになったような気がする。

改革を進める上で現れる人の分類

改革を進める上で現れる推進・抵抗のパターンが書かれていて、これはかなり参考にある。
こういう風に人を見ていけば、それぞれ対応の仕方を考えられる。

  • 過激改革型
  • 実力推進型
  • 積極行動型
  • 積極思索型
  • 心情賛成型
  • 中立型
  • 心情抵抗型
  • 確信抵抗型
  • 過激抵抗型

シンプルに

あとは、この手の本にはほぼ共通して書かれていることがあった。それは "企画はシンプルに保つ" "コンセプトをきちんと定義する" という内容。このあたりはよっぼど重要なのであろう。よく見かけることだ。

定時には帰ろうぜ

ひとつ納得行かないのは、"定時を過ぎるとみんな帰ってしまう。それはよくない。もっと昔は活気があった" というような意見があり、そこは同意しかねた。人間、仕事ばかりに生きてはいけない。定時には帰って各々の生活を享受したほうがいい。

後輩の育て方

育てるというとおこがましいかもしれないけど。

後輩氏、入社時の研修の成果もあってか、一日で GitHub 上での仕事ができるようになったのはすごいなと思った。
苦労して、研修に git と GitHub を採用した甲斐があったのかも。

それからは、ひたすら GitHub と Slack をつかってコミュニケーションしてる。 ある程度仕事の区切りがついたら振り返りをして、手法の一般化をやった。

PDCA が一巡したと思っている。

地味だけど、これからも PDCA をぐるぐる回せるようにしたい。